X-Alps

己の脚とパラグライダーの翼だけという
最もシンプルな装備で1,000kmを超えるアルプスの山を縦走する、
過酷な空のアドヴェンチャーレース。

見どころ・レース説明

己の脚と翼である「パラグライダー」だけを使用してヨーロッパのザルツブルグからニースまでの総距離1000㎞以上を走破するレース。
『RedBull』によって主催され、2年に1度行われるこのレースは一種の究極なレースと言えます。パイロットはサポーターと2名1チームで進み、先のコース、山並み、天気を分析しながら、山に登り、空を飛び、走り、ゴールを目指していきます。
途中に設定された数か所のチェックポイント(大会毎に場所、個数が変更)を順番にクリアしていくが、そこまで至るコース取りは、決まっておらず、各チームがそれぞれに気象や、風、コンディションを分析しながら進んでいきます。
基本的に夜間の移動は禁止されている(23:00~04:00)が、レース中、任意のタイミングで夜間移動が1度だけできることになっています。

勝敗

レース風景

レース開始48時間以降、24時間ごとにレース最後尾のチームは強制的に失格になり、ここでもまた熾烈なレース展開が求められます。
レースの期間は決まっておらず、2週間はレース開催となり、それ迄にゴール者が出ない場合、その後ゴールした優勝選手のタイムから48時間でレースは終了となります。

ゴール

選手は、フライトをするか歩いて進むかの選択を常に迫られます。フライトして距離を稼ぐのが一番早い。一回のフライトで100km以上もフライトできることもあります。しかし、時には山を登っただけでフライトできずにそのまま下山することで体力と時間をロスすることも。

ゴールのニースの会場にある着地地点。そこに最初に到達した人が優勝です。

役割

サポーター

サポーターは、常に選手と連携を取りながら、先のコンディションの情報収集、食事の用意、時にはマッサージや、選手と共に山を登るといったまさに縁の下の力持ちとしての大きな役割を担います。

レースの駆け引き

このレースでは、選手のスキルだけではなく、情報、分析能力、道具といったすべてのものが揃わなければ、完走ができない。それだけではなく、ともすれば大怪我をするリスクも大いにあります。

このレースは開催中『RedBull』の公式ホームページで選手の動向が世界中の人にわかるようになっていて、現在選手が「フライトしている」のか、「歩いている」のか、「休憩している」のかが5分ごとに更新されます。

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