ドロミテマンレース

X系レースの最高峰の混合レース。
4つの競技のエキスパートたちが、チームを組み、
全力でスピードを競うエキサイティングなレース。

見どころ

オーストリアのリエンツで毎年開催されている異種スポーツのバトンレース。トレイルラン、パラグライダー、カヌースラローム、MTBが順にタスキをつないでチームで優勝を狙うスプリントレース。トップを争うチームは世界から各プロフェッショナルが集いチームを結成しています。コースも壮大で、各セクションごとに各種目の見どころがあります。

勝敗

ゴール風景

最終のMTB選手がゴールであるリエンツ内のラインを切った順番で勝敗が決まります。
また、各部門においての順位も計測され、それぞれの部門においても順位が付きます。

レース説明

レース風景

レースはリエンツの町の中心がスタート地点で、最初の競技のトレイルランニングが一斉にスタートします。彼らのゴールはドロミテ山脈のUbergadeまでの11.5km、標高差1750mを一気に駆け上り、そして山頂に待つパラグライダーの選手にタスキを託します。
選手はそこから離陸のポイントまで走り、1度目の離陸を行います。そこから滑空して最初のポイントのZwichenへランディングしてそこからパラグライダーを担ぎ、次のZwetiterの離陸上まで走り、再びテイクオフ。ゴールであるDolomitenstadionで次のカヌーの選手へタスキをつないでいきます。
次のカヌー選手は、タスキを受け取った後、カヌーのスタート地点である橋の上まで走り、乗り込み次第、橋からダイブしてスタート。途中に設置された旗門をくぐりながら、川を下り、旗門によっては上りゴールを目指していきます。川の距離は4km以上あり、更にそれを登ったり下ったりしながらなので、総距離は6km以上にもなります。最後は町はずれのAusstiegでカヌーを降り、それを担いで最終走者のMTBへタスキを渡します。
最終走者のMTBはそこから16km、高低差1600m山を登り続け、山頂からはダウンヒルのように10kmを疾走していきます。そして最後のゴールであるLienzに戻りゴールラインを切ります。

チーム編成

レース風景

チームの編成に関しては、特に国ごとといった取り決めはなく、選手たち独自に集まったスペシャルチームで結成されます。その為に、トレイルランニングならアフリカ系、パラグライダー、カヌーならヨーロッパ系といった特色がみられます。
また、この競技では、“エキスパート部門”と“一般部門”とが分かれており、トップを目指すだけのレースではなく、このレースを楽しもうという一般参加のチームも多く参加しています。

ドロミテマンレースの歴史

ドロミテマンレースはもっとも古くからある異種目合同レースの一つです。近年ヨーロッパではこれを派生させたいくつかの競技を組み合わせたレースがいくつか行われており、日本でも『X-アスロン』がこれに似たレースを開催し、毎年多くの参加者を集めています。

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